高野豆腐の優れた栄養価
高野豆腐は、「畑の肉」といわれる大豆から作られる豆腐を凍らせ、熟成し、乾燥させたものです。また、高野豆腐は「凍り豆腐」とも呼ばれています。
これらの過程で、栄養分が凝縮されるため、豆腐よりもミネラルやビタミン、タンパク質が豊富です。
高たんぱく
高野豆腐の主成分はタンパク質で、全体の50%に相当します。つまり、100gに50gもタンパク質が含まれているのです。高野豆腐1枚(15g)にはタンパク質8g含まれます。
これは豆腐の7倍、豚肉の2.5倍です。
高野豆腐のタンパク質内の35%はレジスタントタンパク質が占めます。これは、消化吸収がされにくいため、腸まで届き、食物繊維と似た働きをします。糖や脂肪が吸収されにくいため、血糖値の上昇を緩やかにしたり、コレステロールを低下させたりします。
高カルシウム&高鉄分
ミネラルは、鉄、亜鉛、カルシウム、リン、銅、マグネシウムが含まれていて、高野豆腐約1枚で一日に必要なミネラルを摂取できます。
特にカルシウムの量が多く、100g中600㎎です。豆腐の6倍、豚肉の100倍です。そのため、骨粗鬆症予防となります。
鉄分も多く、100g中80gです。これは豆腐の5倍、豚肉の40倍です。
植物由来の鉄は非ヘム鉄といい、動物由来の鉄よりも吸収率が下がります。非ヘム鉄はビタミンCやクエン酸や亜鉛と摂取すると、吸収率が上がるため、これを考慮して料理をすると貧血予防となります。
今回のレシピは、非ヘム鉄の高野豆腐+ブロッコリーのビタミンC+お酢のクエン酸により、非ヘム鉄をより効果的に吸収できるレシピとなっています。
また、ビタミンEや食物繊維、イソフラボン(100g中80㎎)も豊富です。
豚肉は動物性食品のため、食物繊維は0です。
そして、体内で生成できない必須脂肪酸であるオメガ3とオメガ6が含まれています。
低糖質
低糖質で100g中4gです。豚肉の5分の1に相当します。
ダイエット効果があり、高血圧予防にもなります。
このように様々な栄養面において豚肉よりも高いため、育ち盛りのお子さんや、高たんぱく&低糖質な食事を心がけている人にとって、高野豆腐はおすすめな食材となっています。また、乾物のため、保存食となり、とても便利です。
栄養豊富な高野豆腐をぜひ、お肉の代わりに取り入れてみて下さい。
私の家では、定番の煮物としてよく登場します。
参考にした動画です。
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