毎年11月1日は世界ヴィーガン・デー(World Vegan Day)です。
世界ヴィーガン・デーとは、ヴィーガン・ソサエティ(本部イギリス)が50周年を記念して1994年に開始したもので、ヴィーガンの啓蒙を目的とした日です。
ヴィーガンは『完全菜食主義』として日本では認知されるようになりました。
そして、最近は『植物性由来』という言葉だけではなく、食品やメニューに『ヴィーガン』や『ビーガン』という言葉を見かけるようになってきました。
ヴィーガンとは食事において、肉・魚・乳製品・卵・はちみつ・ゼラチン・コチニール色素・白砂糖などを摂取しません。
また、健康だけでなく、動物愛護の観点でヴィーガンの人は毛皮製品やファー、ダウンなども購入しません。
- ヴィーガンについて興味がある!
- 世界のヴィーガニズムを知りたい!
- 世界ヴィーガン・デーって何?
- 11月1日はヴィーガンにとってどんな意味があるの?
- 大豆ミート戦争って?
爆発的に増え続ける世界のヴィーガン人口
世界ではヴィーガン人口がここ数年で爆発的に増えました。
過去10年のヴィーガン人口増加率は300%と言われています。
世界のヴィーガン人口のトップ3はアメリカ・イギリス・日本です。
日本が3位ということに驚きですが、数100年前まではベジタリアンの食生活を送っていた日本人にとって、ヴィーガンの食事は体質的に合っているのかもしれません。
世界のヴィーガン人口が多い国については以下の記事で紹介しています。
加速するヴィーガニズム
アスリート界では、ヴィーガン食が選択の一つとして広がりを見せています。
プロフットボールリーグ(NFL)のテネシー・タイタンズ、NBAのカイリー・アービングなどはヴィーガンを取り入れています。
ヴィーガンレストランは増加し、大学にもヴィーガン食が提供されるようになりました。
イギリスのある大学では、2019年12月アマゾンの大規模火災を受けて、学食での牛肉の提供を禁止しました。これは、畜産業と環境問題について行動する必要性を周りに広めることとなりました。
また、イギリスではヴィーガン人口増加に伴い、職場で受ける差別から彼らを守るための法案が通りました。
黒人や同性愛者と同じように権利が守られる時代となりました。これはヴィーガンが権利を獲得した第一歩だと思います。
食品業界では大豆ミート戦争が勃発
日本は2020年3月に食育推進基本計画を改定し、環境問題改善のために肉から植物性由来に移行することを明示しました。
その後、食品業界では、大豆ミート戦争が繰り広げられました。
スーパーだけでなく、コンビニやドトール、無印良品でも大豆ミート商品が販売されました。
大豆は日本人にとって一番身近な食材であり、受け入れやすいです。
海外では化学開発技術により肉の触感により近い植物性由来のフェイクミートが広がりを見せています。
2019年は『ビヨンドミート』や『インポッシブルバーガー』が大成功を収めました。
深刻な社会問題の改善に向けて
ここ数年で、環境問題や飢餓問題、地球温暖化、森林伐採など深刻な社会問題の改善のためにヴィーガンとして生きる人が増えています。
これらは、次世代にまで影響します。そのため、ヴィーガンになる人は、未来を担う若者に多いです。
自分たちの将来や子どもにまで影響を与える畜産業や酪農業に対して危機感を抱き、行動を起こしています。
以下の記事で畜産業と環境問題についてご紹介しています。
最後に
世界ヴィーガン デーに多くの人がヴィーガンについて知り、その情報をシェアできればと思い、今回ご紹介しました。
盛り上がりを見せるヴィーガニズムにより、この世界ヴィーガン デーがさらに広まっていくと思います。
この日にみなさんと社会問題について一緒に考え、みなさんが美味しいヴィーガン料理を食べることができれば幸いです。
ぜひ今日は、大切な人とヴィーガン料理を楽しんでみて下さい。
以下の記事で、おすすめのヴィーガン生活をご紹介しています。
初めまして。
わたしもかなり菜食に近い生活をしています。
自分としては、古くから受け継いできた遺伝子に合う文化を守りたいのと、いい加減な氣持ちで食文化を決めるような態度が許せないので、菜食に近い生活を推進しています。どちらかといえば環境のため・・・に近く、権利というより人道を大事にします。
今、物凄い勢いで菜食人口が増えていて、日本でも食が見直されていますが、菜食がすべてとも限らないし、西洋由来のVeganについてだけは疑っています。地域によっては、北極圏のように菜食が不可能な環境もありますし・・・それでも、できるところでより良い選択をすることは必要だと思っています。
どういう行動が地球や社会にどのような影響を与えるのか?それを考えて行動していきたいです。
コメントありがとうございます!
私たちも自分の身の回りの習慣が当たり前だと思わない姿勢重要だと感じています。
お互い広い視野を持って菜食生活過ごしていきましょう!