Hi, ヴィーガンジャパンのミクジェンヌです。
このブログはヴィーガンに特化しています。
見に来てくれた方は、ヴィーガンの食生活を検討している方や興味を持っている方、すでにヴィーガン生活を始めている方であると思います。
最近、とある記事で、『元ヴィーガンのお医者さん。ヴィーガン生活で寿命が縮む!早死にする!!だからヴィーガンをやめた』というのを発見しました。
また、ヴィーガンの食生活をやめた芸能人もいます。
ヴィーガン生活をやめる人がいることは確かであるため、寿命や健康への影響に関して気になっている方も多いと思います。
そのため今回は、ミクジェンヌがヴィーガン生活を2年送ってきて、健康状態にどのような変化があったのか、実験から他の方の寿命や健康に関するお話しまで、ご紹介したいと思います。
- ヴィーガン生活が寿命にどのように影響するのか気になる方
- ヴィーガンを始めたいけど、早死にしないか気になっている方
- ヴィーガンの健康状態が気になる方
ヴィーガンの食生活2年で健康になれる。2年前の数値と比較
悪玉コレステロール(LDL)値が半減
- LDL:140→70mg/dl(正常:60~119mg/dl)
以前は、悪玉コレステロール(LDL)が240mg/dlもあり、ランチをベジタリアン食に変更したら、140mg/dlになりました。
そこから下がることはありませんでしたが、ヴィーガンの食生活に切り替えたら、70mg/dlになりました。
悪玉コレステロールを下げる方法は、私の場合、ヴィーガンの食生活が効果的でした。
以下の記事で、『悪玉コレステロール』について詳しく書いてあるのでご興味があればご覧下さい。
non-HDLが下がる
- non-HDL:146→95mg/dl(正常:90~149mg/dl)
non-HDLは、総コレステロール内の善玉コレステロール(HDL)以外のコレステロールのことをいいます。
低比重リポたんぱく(LDL)・中間比重リポたんぱく(IDL)・超低比重リポたんぱく(VLDL)などのリポたんぱく質に含まれるコレステロールのことです。
いわゆる広義の悪玉コレステロールはLDLとIDLのことです。
これらリポたんぱく質はそれぞれコレステロールを含み、LDLは最もコレステロールの割合が多いです。
non-HDLは、脂質の割合が多い組成を持つコレステロールを表し、疫学調査からLDLと同等以上のリスクマーカーがあることが報告されています。
つまり、non-HDLが下がると、動脈硬化リスクが下がることを意味します。
non-HDLが低下したので、必然的に、総合コレステロールも265→183mg/dlと下がりました。
HDL(善玉コレステロール)が正常値になる
- HDL:120→85mg/dl(正常:40~119 mg/dl )
HDLが低いと動脈硬化や心疾患のリスクが高くなります。
HDLが高すぎる場合、肝障害によりHDLを代謝できていない可能性がありますが、肝機能は今まで問題なかったです。
以前高すぎたHDLが正常値になりました。
今回も肝機能に異常はなかったので、たぶん問題はないと思います。
Hb(ヘモグロビン)が上がって貧血がない
- Hb:12→13.1g/dL(正常:12.1~14.5g/dL)
やはり、Hbは生理によって変動しますが、Hbはいつも低い方です。
献血でも成分献血しか案内されないのですが(Hb12.5未満の場合は全血献血不可能です)、ヴィーガンになって初めて全血献血ができました。
そして、今回の健診では私の最高記録のHb値が出ました。
ちなみに、併せて、初めて以下の貧血項目を検査しましたが、問題なかったです。
・総鉄結合脳 410μg/dL(正常:250-460μg/dL)
・フェリチン 15.6ng/mL(正常:5~157ng/mL)
クレアチニンキナーゼが2倍
- CPK:400U/L(正常:50~210U/L)
CPK(クレアチニンキナーゼ)は筋肉内や、肝臓・腎臓にもあります。CPKの高値は、多発性筋炎など筋肉の病気や心筋梗塞・脳梗塞、甲状腺機能低下などが疑われます。
FT4(遊離サイロキシン)は甲状腺ホルモンの分泌量を見るために検査します。
今回初めて検査しましたが、 FT4:0.8ng/dL(正常:0.9~1.7 ng/dL)であり、甲状腺機能低下が考えられるかもしれません。
また、ベジタリアンは脳卒中で死ぬ確率が高いというデータがあるので、詳しく調べたら記事にします。
膵臓がダメージを受けた?
- アミラーゼ:98 →151U/L(正常:39~134U/L)
アミラーゼはでんぷんの結合に関する消化酵素で、膵臓と唾液腺の働きを表します。
高値は、膵臓の炎症・膵管の閉塞などを示します。
しかし、症状を伴わない異常値は、唾液腺型の増加が多いです。
膵臓の疾患では、リパーゼも高値を示しますが、リパーゼは正常でした。
唾液腺型で高値は、耳下腺炎・唾石・慢性腎不全・アミラーゼ産生腫瘍(肺癌、卵巣癌など)を疑いますが、症状や他のそれらに該当する検査異常はなかったです。
そのため、問題はないと思います。
しかし、ベジタリアンは膵臓癌で死ぬ率が高いという研究結果もあるので、経過観察とします。
ベジタリアンと膵臓癌の関係について詳しく調べたらこちらもまとめて記事にしたいと思います。
体重が減ったのち、戻る
ヴィーガンになってすぐは体重が減りました。
しかし、ヴィーガンの料理が美味しすぎて体重は戻りました。
以下の記事で詳しく書いてありますので、ご興味があれば見てください。
ヴィーガンで寿命が縮む?
とある記事で学んだいくつかの事例を交えて紹介したいと思います。
仲間由紀恵がベジタリアン生活6年で体調不良
仲間由紀恵さんは、栄養失調による貧血や低血圧から突発性難聴などが起きたと言います。
当時、精神的に不安定になり、人と会うのが嫌になったそうです。
脳に十分な血液がいかなくなると神経の働きが低下するので、めまいが起きたり、気分も悪くなったりし、人との付き合いが悪くなっても不思議ではありません。
20代半ばから9年間続けたヴィーガンをやめた人
ある人気ブロガーの男性はマクロビオティックの専門店を開業し、ヴィーガン生活5年続けたそうです。
しかし、5年目から発汗や発疹が大量に出るようになりました。
彼は、虫歯が多く、風の治りが遅くなったそうで、ヴィーガンをやめるという選択に至ったそうです。
桜ヶ丘整体院院長の松原秀樹氏
松原さんはヴィーガンでしたが、ヴィーガンやマクロビオティックを実践して不健康になった人たちを数多く見てきたそうです。
また、ヴィーガンをしている人ほど症状の治りが遅いことに気づき、ヴィーガンをやめるに至ったそうです。
サーモンで一転したアン・ハサウェイ
10代のころから菜食中心の生活をし、2年間ヴィーガンだったアン・ハサウェイですが、乳製品や肉、魚などを食べる食生活に変更したそうです。
きっかけは、マット・デイモンとの外食です。
マット・デイモンがシェフにおまかせを注文するのにつられて、アン・ハサウェイもサーモンを注文したそうです。
アン・ハサウェイ曰く、サーモンを一口食べたら、「パソコンが再起動するような感覚を脳内で感じた」とのことです。
現在の食事は上記のような食事をし、加工食品を食べないという、原始的な食事(パレオダイエット)を実践しているそうです。
結論
どちらがいいという結論には至りません。
ヴィーガンで体調を崩す人はいますが、体調を崩さない人もいます。
ヴィーガンの食生活を無理せず楽しみながら送り、体調を崩さないのであれば、おすすめします。
ただ食事をするだけで、地球環境・動物福祉に貢献するというプラスアルファのことができるからです。
以下の記事で、また別の視点で書いているのでご興味があればご覧下さい。
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