牛乳

牛乳を飲むと骨粗しょう症になる?

みなさんは、牛乳に対してどのような印象を持っていますか?

「骨を作るから子供の成長に必要で、健康な飲み物」、「骨粗しょう症の予防になる」このようなイメージはないでしょうか。

もしくは、「体に悪いの?」と疑問を抱いている人もいると思います。

今回は、小さいころに、誰もが飲んでいる牛乳と健康の関係について書いていきたいと思います。

牛乳を飲むと骨からカルシウムが溶け出
し骨粗しょう症を招く

コップに入った牛乳

牛乳は、pH6.7の酸性食品であり、身体はpH7.4のため弱アルカリ性です。そして、牛乳はカルシウムの含有量が多いですが、リンもまた多く含まれています。

リンの多い酸性食品を摂取すると、骨の中のカルシウムが血中に溶け出し、身体は中和しようとします。つまり、リンはカルシウムの吸収を阻害するのです。また、動物性たんぱく質(肉・乳製品)や白砂糖においても同じことが起こります。

すべてのたんぱく質は1%のリンを含むため、植物性食品にもリンが含まれています。

では、植物性食品に変えても、リンが含まれているから骨粗しょう症になるのでしょうか?

実は、植物性のリン(フィチン酸)は身体に吸収されにくい(吸収率50%以下)のため、ヴィーガン食にすると血中のリン濃度は低下します。

それに比べ、動物性食品のリン吸収率は80%であり、加工品や添加物のリン吸収率は100%です。加工品・添加物は特にリンを多く含みます。(引用:Michael Greger(マイケル・グレガー)著「How not to die(食事のせいで死なないために)」)

リンの過剰摂取により、骨の中のカルシウムが少なくなると、骨が弱軟化し、骨粗しょう症となり、骨折が生じやすくなります。

政府と畜産業・酪農業は繋がっている

食事ガイドラインのメンバー、人が集まってる
Netflix:What the health 食事のガイドラインメンバー

このような研究データがあるにもかかわらず、世間に知れ渡っていません。アメリカ農務省が作成する食事のガイドラインには、乳製品や魚、肉類などが健康的なものとして記載されています。

しかし、このガイドライン委員会のメンバーはマクドナルドやコカコーラ、製菓企業、全国酪農協議会、米国肉協会、米国卵協会、国立乳製品局、国立畜産業局のメンバーで成り立っています。

つまり、推奨させられる食事は、彼らがお金を払って欲しい食事なのです。

彼らは資金さえ手に入れば、体に悪いものを取り入れて命を落とすことも厭わないのです。

マイケル・グレガー医師によって公にされた内部文書で、農務省は不健康な食品を健康と偽っていたことが明らかになりました。

内部文書
Netflix:What the health マイケル・グレガーにより公となった内部文書

アメリカ政府はチェックオフプログラムを展開しています。

このプログラムは、不健康な食品(肉、乳製品)をCMやネットや広告なので健康であると広めたり、食品業界に不健康な食品を売り込んだりするプログラムです。

例えば、チェックオフプログラムは、ピザで有名なドミノの、チーズたっぷりの商品に一兆円(1200万ドル)の資金を提供しています。また、コーヒーにもっとミルクを入れるように資金提供もしています。

腕に筋肉がある男の子、口にミルクがついてる
Netflix:What the health 子どもに牛乳の口髭をつけさせ、大人と同じように強い体になれるという印象を持たるCM
子供が運動している広告、コマーシャル
Netflix:What the health 子どもに牛乳が必要であると宣伝するCM

食品業界が製品を宣伝するのに、最も効果的な方法は子どもを取り込むことです。

小さいうちから取り込めば、生涯消費し、大きな顧客となるからです。また、子どもは取り込みやすいです。

そのため、乳製品は米国全土の公立学校での宣伝のためポスターに53億円(5千万ドル)も費やします。

このような経緯があり、学校には不健康な食品が置かれています。子供たちに常にメッセージを送り続けるのです。

これはタバコ業界の手法と同じです。若者をターゲットとすることで、新しく消費者を取り入れることができます。

日本人が牛乳を飲むようになった理由

牛乳

乳糖不耐症が多い日本人が、牛乳を飲むようになったのはどうしてか、知っていますか?

その歴史を順に沿って説明していきたいと思います。

戦後に、アメリカのGHQ(連合軍総司令部)により学校給食に牛乳が取り入れられました。

しかし、それは脱脂粉乳を溶かしたものであり現在の牛乳の味とは違いました。牛乳といえど、簡易的でより安い手法だったということです。

1954年に「学校給食法」が成立し、コッペパンと牛乳が主体となりました。

アメリカは敗戦した日本に小麦粉と牛乳を売り込んだのです。

1950年代のアメリカは緑の革命の真只中にあり、余剰穀物の売り捌き先として巨大な人口を抱える日本が標的となりました。米食民族をパン食民族に変えようとしたのです。(鈴木猛夫「『アメリカの小麦戦略』と日本人の食生活」)

また、その頃アメリカでは、牛乳を乳幼児に飲ませれば、アレルギー体質の子供をつくりかねないとし、米国農務省はすでに肉類、牛乳、乳製品の摂取を控えるよう呼びかけています。

そして、1964年には、日本の給食で国産牛乳が飲まれるようになりました。

最後に

机の上に牛乳、卵、チーズケーキ

カルシウムのために牛乳を毎日飲んでいた患者が、骨粗しょう症になっていました。これは私の周りであったほんの一例ですが、やっぱり、牛乳は骨を作らないんだなと実感しました。

また、とても高く品質のいい牛乳を作っていいる日本の酪農家の方が、

「みなさん、牛乳が健康に良くないということはご存知だと思います。なので、嗜好品としてうちの牛乳を飲んでもらいたいと思います。」

と言っている酪農家さんがありました。

そこまで言い切るのはリスクがあり、とても勇気がいることです。しかし、その事実を隠さず、「嗜好品として楽しんでほしい」と言うところに、いい酪農家さんなんだと感じました。

残念ながら、牛乳は健康リスクだけでなく、地球温暖化や環境汚染、動物虐待など多くの問題があるから、私は牛乳を買えません。

「牛乳を飲む人は股関節の骨折率が高く、また、癌になりやすく、寿命が短くなる。乳製品を多く消費する国々は骨粗鬆症の確立が最も高い。だから、牛乳は骨を守ってくれない。」

家畜による地球温暖化や環境問題について興味のある方は、以下の記事を見てみてください。

https://vegan-japan.com/relationship-between-meat-consumption-and-greenhouse-gases/

参考:Netflix 「What the health(健康とは何か)」

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