生理は毎月くるものなので、その生理用品の使い勝手によっては毎月ブルーな気持ちになったり、生理用品を取り換える手間に悩んだりします。
今回は、エコで、快適な生理用品をご紹介します。
生理期間を快適に過ごすためには、取り換えの回数が少なく、生理用品をつけている感じがないものがおすすめです。
- リユースできるエコな生理用品が欲しい!
- 楽な生理用品を知りたい!
- 数時間で生理用品を変えるのが面倒!
オーガニック布ナプキン
まずは布ナプキンをご紹介します。
女性は一生で大量の使い捨てナプキンやタンポンを使用します。その数は、約9,600枚です。
一つのナプキンにビニール袋4枚分のプラスチックが使用されています。
このゴミを減らすために、オーガニックのコットンでできた、無漂白の布ナプキンで代用することが出来ます。
女性の身体で、外物質を1番吸収しやすく、影響を受ける部分は陰部です。
そのため、プラスチックのナプキンやタンポンを使用すると、陰部や膣を介して多くの化学物質を吸収してしまいます。
デリケートな部分に触れるものは、身体に優しいオーガニックで無漂白のものをおすすめします。
布ナプキンを使用した後は、軽く手洗いし、ソセキソーダを入れた水に一晩浸してから洗濯します。
月経カップ
上記の布ナプキンと併用して、月経カップを使用することをおすすめします。
布ナプキンを数時間ごとに手洗いすることは少し面倒です。
ここで活躍するのが、月経カップです。
これは、ナプキンとタンポンに続き、
月経カップを自分で膣に入れることで、カップが膣にとどまり、経血をそこに溜めてくれます。
6~8時間で、中の経血が溜まるので、一度取り出しトイレに経血を流し、軽く洗って再び入れます。
大容量のものだと12時間が可能です。
経血量がカップから溢れたり、フィットしていなかったりすると、経血が漏れ出るので、布ナプキンとの併用をお勧めします。
サイズは、その人の体格や経血量によって様々あります。
日本ではまだ認知度が低いですが海外では知られています。
タンポンのように入っている感じもないため、本当におすすめです。
月経カップのメリット
月経カップのデメリット
月経カップの挿入方法
月経カップを挿入する際の持ち方は、月経カップが『C』の字になるように持つ『Cフォールド』や、『7』になるように折りたたんで持つ『7フォールド』などがあり、他にも様々な持ち方があります。
『Cフォールド』が一番オーソドックスな持ち方みたいですが、私のお勧めは『7フォールド』です。
挿入面積が小さいため、挿入時に「ウッ」とならず、スムーズに挿入できます。
また、挿入時は片足を90度に曲げて胸のところまで上げられるように、どこかに足をかけながら行うと、スムーズに挿入できます。
慣れてくると、両足をただ開くだけでも入れられるようになります。挿入時は息を吐いてリラックスしながら行ってください。
挿入できても、膣の中で月経カップが折りたたんだままで完全に開いていないことがあります。
私個人のおすすめは、入れた直後に90度にお辞儀することです。
なぜかカップが完全に開きます。
私の骨盤の形や膣の角度など個人の理由かもしれませんが、開かなかったときは一度お試しください。
また、挿入した後に、指でカップのおしりを触り、完全に開いたのか確認することが出来ます。
お辞儀しても開かなかった場合は、へこんだままの部分が開くように、カップのおしりを2つの指で挟んで保持し、押して圧をかけてみて下さい。
その圧で開くことができます。
月経カップの取り出し方
ここで活躍してくれるのが骨盤底筋です。
骨盤底筋は、産後(経腟分娩)や加齢によって弛緩してきます。それによって将来、尿漏れや子宮脱、膀胱脱などの原因となります。
月経カップはつけていると、すっぽりと膣に入ります。
そのため取り出す際は、膣の方に力を入れて骨盤底筋を収縮させ、月経カップを膣の入り口まで移動させます。
カップが入り口までこれば、あとはカップのおしりを2つの指で挟んで、押しつぶしながら取り出すだけです。
月経カップの使用によって骨盤底筋が鍛えられるので、将来の尿漏れや子宮脱の予防になります。
月経カップの注意点
食事をしながら読んでいる人は、終えてから読んでください。
膣に月経カップが挿入されている際に、トイレをする話です。
排便時は、肛門の方に力を入れますが、それと同時に膣にも力が入ってしまいます。
膣に月経カップがある状態で排便した際、危うく便器内にカップを産み落とすところでした。
そのため排便時は、月経カップが出てこないように、指で止めておくことを強くおすすめします。
月経カップの柔らかさ
月経カップは、出しているメーカーにもよりますが、柔らかさが大体3種類あります。
柔らかさは『ソフト』>『クラシック』>『スポーツ』の順です。
最も柔らかく、変形しやすいため、初心者の方でも挿入しやすいものになっています。
『ソフト』よりも少し硬くなるため、排便時に腹圧で変形して出てくるというようなことがなくなります。
最も硬いため、激しい運動をする際は、膣内で変形したり、出てくる心配もないため、スポーツをする方にはおすすめだそうです。
『ソフト』で月経カップに慣れた方は『クラッシック』をお勧めします。
私の場合、月経カップの扱いは2・3サイクルの生理を経験したら慣れました。
月経カップの持ち手部分
月経カップが膣内から抜けなくなるということがないように、月経カップのおしりには、取っ手がついています。
リング・ボール・ステムタイプがあります。
リングには糸などをつけて、引っ張り出せるようになっています。
月経カップのサイズ
私は、2つのサイズ違いの月経カップを使用しています。1つは普通の日用で、もう1つは多い日用です。
使い分けることで、月経カップから経血が溢れることなく、快適に過ごせます。
日本製(ローズカップ)のものからドイツ製(メルーナ)、アメリカ製(エヴァカップ/ス-パージェニー/スクーンカップ)のものまであります。
ちなみに私はメルーナのSサイズでソフトのリングタイプを初めに購入し、慣れてから、メルーナMサイズのクラッシックのボールタイプを購入しました。
生理期間の始めと終わりの日はSサイズを使用し、中間日は容量が安心なMサイズで対応しています。
私は169㎝で出産未経験です。
身長や、出産経験やその人数によってサイズはかわるので、購入する際はその商品説明をよく読んでから購入してください。
最後に
製品は、医療用であり、赤ちゃんの哺乳瓶に使用されるものと同じくらい安全なもので作られています。
また、女性の骨盤は前傾と後傾があり、膣の角度や形も人それぞれとなってきます。
そのため、みんなが同じように全ての月経カップがフィットするわけではありません。
製品によって、月経カップの形やサイズが違ってきますので、色々試してみて下さい。
女性のみなさんが安心して、快適に生理期間を楽しめるようになれば幸いです。
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