オーストラリアでワーホリからスポンサービザへ。アシスタントナースが知っておきたい3つのステップ

ワーキングホリデービザでオーストラリアに来てから2年。AIN(アシスタント・イン・ナーシング)として働き始め、そして2025年、ついに4年のスポンサービザを取得することができました。

看護師としての経験があっても、移民という立場で、英語や環境に悩んだり、自分の将来が見えなくなったこともありました。この記事では、実体験をもとに「AINとしてスポンサーを取るために私が準備したこと・考えたこと」をステップ形式で正直にまとめました。

  • AINとして働きながら、いつかはスポンサーを取りたい方
  • ワーホリからのビザ切り替えを考えている看護・介護職の方
  • 英語や職場環境に不安を感じている海外看護職の方
  • 実際に取得した人のリアルな経験談を知りたい方

私自身も、ワーホリからAIN、そしてスポンサービザ取得へ進んできました。
同じように悩んでいる方の参考になればと思い、この記事を書いています。

私のビザの道のり(ワーホリ → AIN → スポンサー)

なぜオーストラリアを選んだのか

寒いのが苦手な私にとって、オーストラリアの暖かく過ごしやすい気候は大きな魅力でした。また、移民が多く、多くの人にとって英語が第二言語という環境は、英語に不安のある私でも安心して生活できる理由の一つでした。

さらに、オーストラリアは多様性への理解が深く、他文化への寛容さを感じられる社会です。シドニーのような都市でも、高層ビルばかりではなく、ビーチやブッシュウォークなど自然が身近にあり、広々とした開放的な土地も魅力でした。

AINとして働き始めたきっかけ

オーストラリアに来る前から、
「せっかく海外に行くなら、自分の経験を活かして働きたい」と思っていました。

いろいろ調べていく中で、「日本で看護師として働いてきた経験をベースに、
比較的スムーズに始められる仕事がAIN(Assistant in Nursing)」だと知り、
この資格を取ることを目標にしていました。

実際にシドニーに来てすぐに学校に通い始めて、
英語や文化の違いにとまどうこともありましたが、
「現場で誰かの役に立ちたい」という思いがあったので、前向きに取り組むことができました。


資格を取ったあとは、高齢者施設でカジュアルスタッフとしての仕事がスタート。
その頃ちょうど、ビザやスポンサー制度のことで少しずつ動きがあって、
「これから道がひらけるかもしれない」って、周りでも前向きな声が聞こえてきたのを覚えています。

はじめはわからないことだらけだったけど、
少しずつ慣れて、「この仕事を続けていけば、次のステップにつながるかもしれない」と希望が持てるようになりました。


このときの一歩が、今の私の働き方やビザ取得につながっていると思うと、
「勇気を出して行動してよかったな」と、しみじみ感じています。

英語と現場での不安をどう乗り越えたか

リスニングがとにかく苦手で、毎日が不安の連続

英語については、特にリスニングが苦手で、
最初は本当に「何を言っているのか、まったく聞き取れない…」という日々でした。

日常の会話すら理解できず、施設の現場ではスピード感のあるやりとりに戸惑うことも多く、
「英語が話せない=仕事ができない」ように感じて、自信をなくしてしまうこともありました

でも、「自分のストーリー」だけは話せた

そんな中でも、ひとつだけ自信が持てたのが、自分のことを話すときでした。

私はオーストラリアに来る前、オンライン英会話を週2回、約3ヶ月間続けていたので、
自己紹介や、自分の過去の職歴、日本での暮らし、
「なぜシドニーに来たのか」「なぜヴィーガンなのか」など、
“自分のストーリー”は自然に話せるようになっていたんです。

「ただ英語が苦手」ではなく、伝えたい気持ちがあれば、伝えられることもあるんだと、
小さな手応えを感じられた瞬間でもありました。

できないこともある。でも、それでいいと思えた

とはいえ、日常の何気ない会話の中では、まだまだ伝えきれないこともたくさんあります。

仕事中に急に飛んできた指示が聞き取れなかったり、
笑い話の輪に入れなかったり、
「こんなこともわからないのか」と落ち込む日もありました。

でも今は、「わからないことがあるのは当たり前」と思えるようになりました。

少しずつ慣れていけばいい。
聞き取れなかったら「Sorry?」ともう一度聞けばいい。
大事なのは“わかりたい気持ち”と“伝えたい想い”だなって、今は思っています。

Step 2 – スポンサーの話はどうやって出てきたのか?

スポンサーの話は、紹介と偶然が重なった

ある日、オーペア先の日本人ママが、

Aged Careで働いている友人にスポンサーのことを聞いてくれて、

「その施設、出してるみたいだよ」と教えてくれました。

思い切って応募して、面接へ。

そのときは「まずはフルタイムで働けるようにして、ゆくゆくはスポンサーも」という流れで話が進みました。

でも、実際には最初はカジュアル勤務のままで、

「いつからフルタイムに切り替えられるのかな…」と少し不安な気持ちもありました。

自分から動いて、チャンスをつかんだ

そんな中、職場で2人のスタッフが辞めて、急にシフトに空きが出たんです。
そのとき私は、すぐに「私、その分入れます!」と伝えて、
空いたシフトをしっかり引き受けました。

結果的に、その行動がきっかけでフルタイムのポジションに申請できるようになり、
そこからスポンサーの話も、少しずつ現実味を帯びていきました。

どのタイミングで話すかは、自分次第

スポンサーの話が出るタイミングは、本当に人それぞれです。

私はたまたま「声をかけてもらう」形でしたが、
いざという時に慌てないように、自分のビザのことや、必要書類などは先に調べておくようにしていました。

「この会社で働き続けたい」と思うなら、
職場との関係や、ちょっとしたチャンスを大切にしていくことで、
道が開けてくることもあるのかもしれません。

体と心のバランスを保つためにやってきたこと

体力勝負の仕事と、不安定な働き方の中で

AINの仕事は、身体的にも精神的にも大変です。
特に最初はカジュアル勤務だったこともあり、次の週にシフトがあるかどうかもわからない不安もありました。

加えて、英語でのコミュニケーション、慣れない文化の中で働くこと――
ビザのことや将来の生活を考えると、不安やプレッシャーを感じる日も多かったです。

自分のペースで整えることの大切さ

そんなとき、私にとって支えになったのは、
“心地よく暮らす”ための、小さな習慣たちでした。

特別なことではなくても、たとえば――

  • 朝、庭やバルコニーで朝食をとること
  • 週末に友達と公園でピクニックを楽しむこと
  • 1日1回は、深呼吸して空を見上げること
  • 寝る前はスマホを手放して、静かな時間を過ごすこと

そういった、“自然とつながる”やさしい時間が、
心と体の安定を取り戻すきっかけになりました。

この経験が「Health Kur」につながっている

「海外でがんばる人たちは、きっと同じように不安やストレスを抱えてる」
そう思ったとき、

「私の看護・保健師としての経験、IINヘルスコーチの学び、

ヴィーガンのライフスタイルを組み合わせて、何か役立てないかな?」

と感じるようになりました。

こうして生まれたのが、Health Kur (ヘルス クーア)です。

心と体の声をやさしく受け止めて、
海外にいても“自分らしく、心地よく生きられるサポート”を届けたい。

それが、私の原点です。

ワーホリからスポンサーへ

自分のペースで、一歩ずつ道は開けていく

海外で働くこと、暮らすことは、想像以上にエネルギーがいります。
言葉の壁、文化の違い、将来への不安――
私も何度も立ち止まりながら、ここまで来ることができました。

でも振り返ってみると、「できることを、少しずつでもやってきた」その積み重ねが、
気づけば道をつくってくれていたのだと思います。


今、もし迷っている人がいたら、
「今できること」から、はじめてみてください。
それは書類を1枚作ることでも、学校を調べることでも、
朝のひと呼吸でもいいんです。

一歩ずつでも、あなたのペースで前に進んでいけるように、
この体験が少しでもヒントや希望になれば嬉しいです。

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ミクジェンヌ
ミクジェンヌ

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