1月が過ぎ、今年のヴィーガニュアリーが過ぎました。
みなさん、ヴィーガニュアリーについてはご存知ですか?
以下の記事で「ヴィーガニュアリー」を紹介しているので、ご興味があれば見て下さい。
ヴィーガンの人口が世界各国で年々増加するにつれて、ヴィーガニュアリーも活発になってきています。
さて、今回は2021年のヴィーガニュアリーがどうだったのか、ご紹介していこうと思います。
- 2021のヴィーガニュアリーはどうだったの?
- ヴィーガニュアリーとコロナウイルスの関係は?
- どんな人が参加したの?
3秒に1人が登録し、過去最高の2021ヴィーガニュアリー
2021年のキャンペーンの最終的な数字が2月に発表されました。その結果は驚くべきものです。
2020年の40万人と比較して582,538人が登録し、ヴィーガニュアリー団体の目標であった50万人をはるかに上回っています。
2021年1月1日にヴィーガニュアリーが始まった時点で、すでに44万人以上が31日間のヴィーガンチャレンジに登録しており、2020年の合計40万人を超えました。
そして、その登録は3秒ごとに1人の速さで、急速に登録人数を伸ばしました。
2021年1月5日には、すでに50万人を突破しました。
特に、イギリス、アメリカ、ドイツ、ブラジル、アルゼンチン、チリでヴィーガニュアリーのキャンペーンが活発に行われました。
著名人によるヴィーガニュアリーの呼びかけ
2021年のヴィーガニュアリーは多くの人や団体からの呼びかけにより急速に波紋していきました。
ポール・マッカートニー、ジェーン・グドール、リッキー・ジャーヴェイス、クリッシー・ハインド、ジョン・ビショップ、サラ・パスコー、クリス・パッカムなどです。
その他にも100人以上の国際的なセレブ、政治家、NGO、企業によってヴィーガニュアリーは盛り上がりを見せました。
その呼びかけの多くは、「食事を変えることで気候変動と戦い、なお且つ将来のパンデミックを防ぐ」というものでした。
地球温暖化やコロナウイルスへの注意喚起により、緊急性が高いことを私たちに示し、ヴィーガニュアリーへの参加を促しました。
大手企業によるヴィーガニュアリー
2021年は大手企業までもがヴィーガニュアリーを取り入れました。
今年の1月だけで数百以上のプラントベース製品やメニューが発売されました。
ヴィーガンワークプレイスチャレンジとは、職場で同僚や上司にヴィーガニュアリーを募集し、職員食堂でヴィーガン料理を食べ、ヴィーガンを試すことです。
今年は、ネスレ、PWC、EY、ブルームバーグ、M&S、クォーンを含む40以上の企業がヴィーガンワークプレイスチャレンジに参加しました。
これら大手企業のCEOが従業員に1月に職場でのヴィーガンオプションを試してもらいました。そのため、これは単なる商業的取り組みではありませんでした。
また、CEOや上司が自らヴィーガニュアリーに参加し、模範となるように個人的に実践しているビジネスボスもいました。(ネスレヨーロッパのCEOであるマルコセッテンブリや、クオーンコマーシャルディレクターのフィルワトソン)
リベラルではない保守党の政治家によるヴィーガニュアリー
2021年ヴィーガニュアリーの1月に、イギリスの保守党内で新しいヴィーガンの保守党が結成されました。
これは、保守党内でヴィーガニズムを促進するためです。
健康、動物福祉、持続可能性のためにプラントベースの食事を促進することを目的とし、保守党員・活動家・評議員で構成されました。
グループの立ち上げの一環として、10人の保守的な国会議員がヴィーガニュアリーに登録しました。
彼らの多くは初めての登録です。
保守主義の中心にあるのは、私たちの環境を守り、保護したいという願望です。危険な気候変動を防ぎ、パンデミックのリスクを減らし、動物を保護するためには、プラントベースの食料システムへの移行が重要です。
現代のヴィーガン運動はここ英国で生まれました。ヴィーガン保守党として、この誇り高い英国の伝統をさらに発展させ、拡大していきたいと考えています。党員、活動家、評議員、議員と協力してヴィーガニズムの主張を支持し、政府と協力して地球、動物、公衆衛生の保護に役立つ政策を提唱することを楽しみにしています。
ヴィーガン保守党のアンドリュー・ボフ
ヴィーガニズムは通常リベラルな政治に関連しています。
しかし、イギリスの保守党の新しい党員集会によって、そうではないことが証明されました。
党員は、気候変動に取り組む上で『ライフスタイルの変化』がいかに重要であるかを認識しています。
コロナウイルスがヴィーガニュアリーを後押し
2020年7月から8月にかけてヴィーガニュアリーの団体が実施した調査(英国、米国、ドイツ、ラテンアメリカを中心に10,000人以上が回答)によると、『コロナウイルスの結果として32%がより多くのヴィーガン食品を食べており、7%がより少なく食べており、61%が彼らの消費量は変わらない』ということが判明しました。
つまり、このパンデミックにより、約3分の1の人がヴィーガン食品を多く食べるようになったのです。
また、『コロナウイルスによりヴィーガン食品をより多く食べている32%のうち、73%がより健康的である。43%が料理に時間をかけるようになった。41%が畜産とパンデミックとの関連性のため。』ということが判明しました。
その他に、『ヴィーガン食品が安い(11%)、動物性食品が店で売り切れている(1%)』などもありました。
計5つのリストから複数の理由を選択できました。
また、メキシカーナ航空の調査によると、『2020年のロックダウン以降、22%の人がチーズからプラントベースの乳製品・プラントベースの肉・プラントベースの魚などを試していた』ということが判明しました。
世論調査では、『半分以上の回答者(55%)が代替えのプラントベース食品数を増加させている』ことが分かりました。
彼らはバター・牛乳・ヨーグルトなどの乳製品をヴィーガンに置き換えていました。
コロナウイルスのパンデミックは多くの悲嘆と混乱を引き起こしました。
しかし、それによって、私たちがより良い未来を築くためにはどのような行動改革が必要なのか気づかせてくれる良い機会となりました。
プラントベースの食事を選択することは、『私たち一人一人が健康と地球を守り、将来のパンデミックを防ぐために取ることができるポジティブな行動変化』です。
最後に
2021年のヴィーガニュアリーは、予想をはるかに超えて過去最大となりました。
2020年にパンデミックとなったコロナウイルスであったり、私たちの気候危機意識の向上や拡大により、ヴィーガニュアリーが大きく後押しされました。
1か月のヴィーガニュアリーに挑戦した人はどうでしたか?
ヴィーガンを試すことで、健康効果を実感しつつも、ヴィーガンであることの難しさや不便さ、もしくは今の社会構成に疑問を持った人もいるでしょう。
でも、その少しの不便さや不都合も、気候危機や動物虐待には代えることができない、必要な不便さであると感じるようになると思います。
私は、ヴィーガンを続けていくうちにその不便さも楽しむようになりました。
ぜひ、ヴィーガニュアリーでヴィーガンに前向きな感想を持った人はもう少し続けてみて下さい。ヴィーガンは楽しみながら行うことがポイントです!
以下は参考
https://veganuary.com/veganuary-2021-hits-record-breaking-sign-ups/
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