今回は、多くの人が好んで飲んでいるミルクについてです。みなさんはどのミルクを買っていますか?
きっと牛乳を買う人が一番多いと思います。
ミルクと環境
牛乳を買うのは何気ない行動ですが、その企業に投票し、需要があるということを示しています。
買う前に一度、環境負荷について考えてみて下さい。
牛乳は土地や水資源を使用し、環境への影響が大きく、地球温暖化を促進します。
飲み物を変えるだけでも地球への負荷は変わってきます。
※BBC 2019年2月22日の記事「Climate change:Which vegan milk is best?(気候変動:どのヴィーガンミルクがいい?)」
ミルクと温室効果ガス
上記のグラフは、オックスフォード大学による調査で、世界平均のデータが出ています。
それによると、1杯の牛乳を生産するには、温室効果ガス排出量がプラントベースミルクの約3倍となります。
温室効果ガスの排出量としては、アーモンドミルクが最も少ないですね。
ミルクと土地
この調査によると、1年間毎日1杯の牛乳を生産するには、650平方メートルの土地が必要です。
これは、テニスコートの2つ分に相当し、同じ量のオートミルクの10倍以上です。
土地に関しては、牛乳以外のプラントベースミルクはどれも同じくらい低い値となっています。
ミルクと水資源
アーモンドミルクは、豆乳やオートミルクよりも多くの水を消費します。
1粒のアーモンドを育てるのには、3.8Lの水が必要です。 コップ1杯には、74リットルの水が必要です。
これは、通常のシャワーよりも多くなります。
ライスミルクも比較的水を消費し、コップ1杯あたり54リットルの水を必要とします。
しかし、アーモンドミルクとライスミルクはどちらも、牛乳より水の消費が少ないです。
最後に
牛乳は温室効果ガス、土地、水資源など、多くの環境負荷があります。
食品が生産される場合、気候への影響の規模は、大きく異なることが証明されました。
私は、アーモンドミルクをスーパーでたまに買うとき、毎回このデータが頭によぎります。
以前はアーモンドミルクをコストコで箱買いしていましたが、現在はそのような購入方法はやめ、飲む回数が本当に減りました。
私は、毎日豆乳を飲んでいますが、日本にもオートミルクがスーパーに立ち並んだら、ぜひ買いたいです。
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