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サンゴ礁の白化現象の原因と対策

サンゴ礁、魚、海環境問題

地球温暖化の海の影響において、サンゴ礁の話がよく出ますね。

今回、サンゴ礁の白化現象の原因と対策について書きたいと思います。

サンゴ礁の白化現象の原因と対策を理解する

ピンクのサンゴ礁

サンゴは植物とよく思われがちですが、動物に分類されています。

サンゴ組織の中で生息する微小植物が光合成を行い、サンゴに色と栄養を与えています。

しかし、温暖化により海水温度が2°C上がると、サンゴはこのパートナーを失います。そして、栄養源を失い、白化し、餓死します。

たった2℃?と思う方もいるかと思いますが、人間に置き換えて考えると、分かりやすいです。人間の体温が36℃から、2℃上昇した38℃となり、その状態が続けば身体に相当な負荷がかかるのが分かるかと思います。

それとサンゴも同じで、海水温度が1℃上がり、それが1ヶ月続くと白化現象を引き起こす可能性があります。 これが2ヶ月以上続くと、サンゴは死ぬ可能性があります。

白化したサンゴ礁も本当に美しいですが、それは死んだ姿です。

暖水傾向のオーストラリアグレートバリアリーフでは、こうして多くのサンゴが白くなりました。

地球温暖化の原因である二酸化炭素は、海の酸性度を上げています。海が弱酸性となり、サンゴは骨格の成長を妨げられ、脆くなります。

そのため、地球温暖化の原因である二酸化炭素の増加による海の酸性化もサンゴ礁の絶滅を招いています。

科学者たちは、人間が排出する温室効果ガスによる地球の急速な温暖化が原因だとしています。国連の気候変動に関する政府間パネル(IPCC)によれば、サンゴの白化現象は地球温暖化の「最も広範かつ顕著な影響」としています。

サンゴが死ねば、そこで暮らす多くの生物も絶滅するでしょう。

サンゴの白化は壊滅的なものになる可能性があり、それは生態系全体を一掃する可能性があります。

世界の深刻な白化現象

ハートの形の島、海

グレートバリアリーフでは、2016〜2017年で1000kmのサンゴ礁が白化しました。さらに、2020年には北のトーレス海峡から約1,500マイル(2,300キロ)の範囲で、リーフの南の境界にまで至っています。

これは、過去5年間で3回目のサンゴ礁の白化現象を示しています。

(Terry Hughes, director of the ARC Center of Excellence for Coral Reef Studies at James Cook University)

白化現象が確認されたものは全体の93%です。

アメリカのサモアでは、サンゴの約95%が死滅したサンゴ礁も見つかりました。世界中で浅瀬の海に広がるサンゴ礁の半分は死滅しました。

残りは20年も持たないでしょう。 

サンゴの白化現象
CNN : 白化したサンゴ礁

「地球上のサンゴ礁は、気候変動の影響で2100年までにほぼ全滅する可能性がある。」

ハワイ大学マノア校の研究チームが、2020年2月に、海洋科学会議で発表しました。

世界のサンゴ礁のおよそ70~90%は、海水の温暖化や酸性化、海洋汚染が原因で20年以内に消滅すると予測しています。

白化の現象が与える影響

サンゴ

サンゴ礁はとても重要な役割をしており、私たちは多くの恩恵を享受しています。

サンゴ礁には世界の海洋生物の25%が生息しています。まるでアマゾンの熱帯雨林のようです。

一部のサンゴ礁は、地球上の他のどこにも見られない種の住処を提供しています。

サンゴ礁の状態を見れば、その海の環境が分かるとよく言われます。

そして、サンゴ礁は、崖やビーチを損傷する可能性のある海岸侵食から保護するのにも役立ちます。

また、サンゴは一部の種類の薬に使用でき、美しいサンゴ礁により、地元の人々は、観光客から収入を得ています。

この危機的状況の中で、サンゴ礁に未来はあるのでしょうか

しかし、望みはあります。

サンゴは回復力を持っています。

オーストラリアは、グレートバリアリーフの保護に375億円を費やすことを決定しました。

一部の国では、サンゴの苗床を作り、損傷したサンゴ礁を再成長させようとしています。ただし、サンゴ礁が回復するには数十年の時間を要します。

サンゴ礁に有害な日焼け止め成分の禁止となる

夏、帽子、サングラス

非営利の学術団体によると、紫外線カット成分のオキシベンゾンとオクチノキサートは、ハワイの海洋環境に重大な被害をもたらす原因になっています。

こうした化学物質は海水浴客の遊泳や排水処理場からの排水を通じて海水に流れ込み、若いサンゴに染み込んで、白化現象を引き起こす原因になっていることが、これまでの調査で判明しました。

2015年に学術誌に発表された論文によれば、世界のサンゴ礁に流れ込む日焼け止めの量は、年間約1万4000トンに達します。

この法案は、ハワイ州で2021年1月1日から施行されます。

最後に

私たちは、守らなければならないものは何であるかを知ることが大切です。

そして、それを知ったら、自分たちの子供や子孫が、地球で過ごせるようにすべきことが分かるはずです。

将来、未来の子供たちに、「研究データもでて、地球がどうなるか分かっていたのに、どうして何もしなかったの?」と言われる日が来ないようにしたいです。

引用:Netflix「Our Planet〜Coastal Seas(沿岸海域)」

Our Planet.com

BBC 「Coral Bleaching: What is it, how does it happen and how bad is it?」9 April 2020

CNN「Great Barrier Reef suffers third mass bleaching event in five years」7 April 2020

CNN.co.jp「サンゴ礁に有害な日焼け止め成分、禁止法案を可決 ハワイ州」2018年5月

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