ヴィーガン生活をしている人は、ヴィーガンの話をして、友達がどんな反応をするのか、気になってしまってなかなか周囲に話せずにいる人が多いと思います。
私もそれが気になってしまい、ヴィーガンの人の体験談を、ネットで情報収集した時期がありました。
ヴィーガンであることを打ち明けるとき、相手の反応が怖いと思うヴィーガンの人は少なからずいると思います。
海外であればこれは大きな問題ではないかもしれませんが、「人との和」や「人と同じであること」を大事にする文化がある日本という国では、ヴィーガンであることを話すのはとても勇気のいることだと思います。
ヴィーガンの人であれば、誰もが悩んで通る道です。
今回は、私のその体験談を書いていこうと思います。
- ヴィーガンを友達に打ち明けられない!
- 話した時の友達の反応が怖い!
- どんな反応があったのか知りたい!
ヴィーガンの人が、勇気を持って友達に話せるきっかけになれば嬉しいです。
ヴィーガンの人が恐れる反応
私は半年ほど、周囲の人にヴィーガンであることを打ち明けられずにいました。
初めて友達に話した時、彼女は私にストレートに思いを伝えてくれました。
「ヴィーガンは少なからず周りに迷惑をかけてる、それに対してはどうするのか。」と
その時ちょうど外食で、コース料理だったため肉料理もありました。
彼女は、肉だけを残す私の行為を見て、嫌悪感を抱いたそうです。
ヴィーガンである話しをした時、私が願った反応ではなかったけれど、それが普通の反応です。
「ヴィーガン」という選択が、みんなとの食事の際に、「周りをどういう気持ちにさせてしまうのか」よく分かりました。
これは、ヴィーガンの人は知るべきことで、考えなければならないことです。
「その生き方はどうなの」という疑問を投げかけられた後、
「自分の生き方は日本では無理、理解してくれない。ヴィーガンの生き方は人としてどうなのか、間違っているのか、やめた方がいいのか」
ずっと考えていました。
ヴィーガンは宗教なの?
またある友達は、
ヴィーガンって宗教みたいだよね、、。
洗脳されたとかじゃないよね?
海外では、ヴィーガンと宗教の位置付けがどうなのかは分かりませんが、私にとっては、ヴィーガンは宗教ではありません。
宗教は、歴史が深く、科学の発達もまだないくらい昔にできたものです。
世界を理解するには人類はまだ発展していなく、謎が多く混沌とした時代でした。
その時代を生きるために必要なものだったから宗教は生まれたのだと私は思います。
そして、その宗教を作った人に「なぜそうするのか、その必要性や根拠は何なのか」もう聞くことはできません。
その答えは「神のみぞ知る」という科学を超えた思想の話になるでしょう。
議論の余地がありません。知識を持って話すことが難しいです。
しかし、ヴィーガンは、科学の発達により誕生しました。
様々な研究により、動物性の食事が、環境や動物や健康に与える悪影響について分かってきました。
裏付けられたものであり、根拠があります。
また、ヴィーガンは、人間の争いや戦争がなく、他の生き物にも目を向けられるほど秩序のある世界によって生まれたものだと考えます。
もちろん、今でも戦争や人の争いはありますが、スーパーにいって食料が十分に手に入るようになったのはこの数百年です。
日々、食料を確保するための争いごとは昔よりも格段に減りました。
そのため、今は自分の生活のみを考えるのではなく、地球全体に目を向けられるようになったのだと感じます。
このように、ヴィーガンと宗教は、できた理由がそもそも異なります。
なので私は、科学的根拠に基づくヴィーガンと、科学が確立していない時代に誕生した宗教とは、別次元のような感じを受けます。
ヴィーガンへの質問
友達の反応は様々でした。
ヴィーガンって何?
と聞いてくれる友達もいました。
日本ではまだヴィーガンの認知度は低いです。私も一年前はそうでした。
ある友達は、
ベジタリアンなの?もう肉は金輪際食べないの?私はニクタリアン(笑)
と言って、笑いを誘ってくれました。
また、ある友達は
話してくれてありがとう。
と言ってくれました。とても嬉しかったです。自分の思いをゆっくり話せる場になりました。
ヴィーガンってこと?肉も魚も食べないの?何食べてるの?きっかけは?
ヴィーガンになった経緯や、食生活などについて興味を持って聞いてくれた友達も何人かいました。
このように友達の反応は様々でした。
最後に
周りの人に打ち明けていない人は打ち明けてみて下さい。想像とは違う反応が返ってくるかもしれません。
もし、それが望んでいた反応ではなくても、それが普通の反応なので受け入れる必要があります。
事実を伝え、考えや思いを伝えれば、理解して受け入れてくれる日がくると思います。
私に疑問を投げかけた友達も今では
「ヴィーガン料理に一緒に行こう!」
と言ってくれています。
本当にとても有り難いです。友達の気持ちが嬉しかったです。
すぐには無理でも、きっと受け入れてくれます。
レストランでもヴィーガンという言葉を見るようになってきました。ヴィーガンレストランやお店が増えています。
あとはヴィーガニズムを
待ちましょう!
日本も、もうすぐです!(笑)
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