気候変動は世界的な問題となっています。
1994年から国連で締結された気候変動枠組条約により、世界が対応すべき問題として位置付けられました。
地球温暖化は重大問題となっています。
国連のIPCCでは常に気候変動防止につながる対応策が提案されています。
今、様々な国が気候変動による被害を受けています。
気温上昇、熱波、海水面上昇、氷塊の縮小、降水量の減少、砂漠化や干ばつ、竜巻や台風の発生、寒冷化、森林火災、生物種の減少など多くの影響があります。
今回は、そんな気候危機について悩んでいる人たちが陥りやすい、無力化や絶望感への対応策を紹介します。
- 日頃エコな行動を心掛けてるけど、気候変動という地球規模の大きさに圧倒される。
- 大量生産・大量消費の世界で、自分の行動は意味があるのか分からなくなる。
- 地球温暖化を考えると、焦りを感じ悲しくなる。
- ヴィーガンの食事は環境改善になるのか自信がなくなる。
気候変動・ヴィーガンの悩み
ヴィーガンは世界で1%だけ
今、ベジタリアンやヴィーガンは世界で急増しています。
けれど、ヴィーガンの人口は世界の1%です。
そして、活動家として声を上げている人たちはそのうちの1%しかいません。
ヴィーガンは増えてはいますが、世界でみると非常に少ないんです。
生きることは環境の負荷となる
私は、地球温暖化が進むこの中、なるべくゴミを出さない生活や、ヴィーガンという生活をしています。
けれど、時々「今やっていることは無意味なのではないか。消費してゴミを出したくない、環境に負荷をかけたくない。なら、死ぬのが1番の選択では・・・」と思ったこともあります。
海洋プラスチックのゴミは風化によりマイクロプラスチックとなって、この先何百年も海を漂います。
人は、一生を生きていく中で、多くの資源を消費し、動物や家畜を犠牲にし、環境に悪影響を与えます。
でも、今この状況で生きていくしかありません。
各国リーダーの名言
There is no plan B
「There is no plan B」
フランスのマクロン大統領が2015年のパリ協定において言った言葉です。
Plan B(地球以外の惑星に住むという代替え案)はないという意味です。
Plan A(地球に住む)しかなく、たった一つのこの地球を大事にしようということです。
地球の現状に責任を感じる人は少ないと思います。
「地球温暖化が大変みたいなんだね、、。でもどこかにプランBがあるから大丈夫なんじゃないか。人の技術で何とかなるんじゃないか。」
そう思って過ごしてプランBがなかった時、私たちは後悔したくないはずです。
気候変動について考えているけど、今しているエコな行動の価値を感じなくなった時、
「There is no plan B」
この言葉を思い出してみて下さい。
私たちが住める場所は、緑豊かで水資源があり、多種多様な生き物がいる、この地球一つだけです。
私は未来について考えて、悩んだ時、マクロン大統領の言葉を思い出します。
菜食は、伝統や文化に勝る。
「温暖化防止となる菜食は、伝統や習慣に勝る。」
イギリス、ウィリアム王子の言葉です。
まさにそうだと思います。
地球環境が悪化してしまった今、その伝統や習慣を続け、次世代の子どもに受け継げたくても、それが出来る確証は、もうありません。
一回一回の食事は確実に地球に負荷をかけています。
「食事をヴィーガンにしている人は世界で1%だけ。意味があるのか。」
そう考える時もあります。また、その疑問を投げかけられることもあります。
その結果や効果が今は見えないものでも、その食事ができるまでにかかった環境負荷は、確実に変わってきます。
最後に
各国のリーダーが後押ししてくれたこの言葉は、気候変動に悩んでいる人たちに勇気や自信を与えてくれました。
やらない後悔よりもやった後悔の方が悔いはありません。
今できることを続けていきましょう。
日本では、レジ袋がいよいよ今月から有料になりました。
小さなことでもみんなの意識が変われば、大きな変化となります。
何事も、まずは小さな変化から始まります。
まだ世界でも、ヴィーガンの人口はとても少ないですが、私はこのライフスタイルを続け、情報を発信し、何かしらの影響を周りに与えることができればと思います。
今回の記事で、エコに取り組み、地球について考え悩んでいる人たちの気持ちが、少しでも前向きになれれば幸いです。
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