今回の記事では、 ヴィーガン歴がまだ一年であるミクジェンヌ が職場や友達と通じて感じたことや、外食や飲み会について書いていきます。
日本で『ヴィーガン』として生きていくと、窮屈さや居心地の悪さを感じることがあると思います。
- ヴィーガンになりたいけど、周囲の人たちへの接し方がわからない!
- 外でどうやってヴィーガンでいられるのか知りたい!
- 頻繁に行く飲み会は参加したいけど、ヴィーガンだからもしかしてだめかもと不安な人!
私がこの一年でどうやってそれを克服し、社会に溶け込むようになったのか、体験談を交えて話していきたいと思います。
職場での私
最初は、職場で自分が「ヴィーガンである」とは公言していませんでした。ただ「肉はあまり好きではない」と話していました。
私がランチのために作って持っていくお弁当は、サラダと果物であったり、野菜とフムスや豆であったりしました。
主食となる白米は食べません。たまに、白米の代わりにキヌアや古代米を食べていました。そして、必ず野菜と果物を持っていっていました。私が愛用する野菜は、ビーツやケールです。
当然、職場の人は、私のそのランチを見て、よく食材や食事の質問をしてきました。
主食がないよね?野菜と果物だけ?その赤いのは何ていう食材?フムスって何?オレンジ色の豆は何ていう名前?レンズ豆って?
毎回ランチの時は、職場の人たちが珍しそうに私の食べる物を見て、質問をしてきました。
私を「変わったものを食べる、こだわりの強い健康オタク」と認識していました。
事実ですね。
ある日、例のように野菜と果物のお弁当を食べていると、先輩が聞いてきました。
もしかして・・・ヴィーガンなの?
テレビでヴィーガンの紹介をしていて、まさに私の食生活だと思ったそうです。
その日に、
と打ち明けました。
実はヴィーガンです
それ以降は、何人かの先輩から同じような質問を受けることがありました。
しかし、私は職場の人に、自分から「ヴィーガンである」と説明はしなかったです。
相手が「ベジタリアンやヴィーガンなの?」と聞いてきた時だけ、ヴィーガンについて説明をしました。その時は、「肉や魚、乳製品などの動物性食品を食べず、植物性食品から摂取している」と話します。
ヴィーガンという言葉を知ってもらうよりも、『食生活の内容』を知ってもらいたかったからです。
職場の人が、私の食生活を知った後はさらに多くの質問を受けました。
タンパク質はどうしているの?偏っているけど栄養は大丈夫なの?魚や肉のにおいは美味しそうって感じるの?家で家族との食事はどうするの?
周りの人が、興味を持って質問をしてくれるのは嬉しかったです。私の印象は『健康オタク』から完全に ヴィーガン となりました。
飲み会での私
飲み会の際、あまり食べることはしません。しかし、やはり周りの人が気を遣って
何品か頼んだら?
お腹が空いていないので大丈夫です!
これなら野菜だから食べられるんじゃない?頼むね。
と言って注文してくれることが何回かありました。
それからは、注文する際、つまみ用に2品ほど頼むようになりました。
職場の飲み会は、先にお腹を満たしてから飲み会に参加しています。ここで活躍してくれる食品があります。
チアシードです。
あらかじめ、自分でチアシードドリンクを作っておきます。
このチアシードドリンクはお腹にたまりやすく、外出時も持ち歩きやすいです。
便利なチアシード
口の広い300mL程度のプラスチックボトルに入れふやかしておく
飲み会への外出時、ナッツは小袋に入れて持っていきます。
食べる直前に入れた方がナッツの食感が残り、よく噛むため、さらに満腹感を感じます。ドリンクにトッピングできそうな、その時家にあるものをナッツと一緒に持っていきます。
例えば 蕎麦の実、カカオニブ、ドライフルーツ、シード類よって、かなり満腹感があり、その後の空腹感も心配ありません。
よく噛みながら食べますが、ドリンクのような感覚ではあるので、歩きながらでも食べることができます。
飲み会の前のチアシードドリンクにより、満腹なため、飲み会の際はあまり食べることはしません。
飲み会のお店決め
飲み会のお店、どうしようか?食べられるのないよね?
とむしろ、お店は飲み会の定番である動物性食品が人気のお店を提案します。
焼き鳥でもお魚屋でもどこでも大丈夫です!飲み会では食べないので。飲むために行っています🍺
飲み会で何を食べるのか
お店で、具体的にどのようなものを頼むのか、下記に例として書いておきます。
かつお出汁ついてはこの後、説明します。
外食での私
外食の際、大きな問題となるのがかつお出汁だと思います。きゅうりの浅漬けや野菜の煮びたしにはかつお出汁が入っている可能性があります。他にも、うどんやそばのお汁にも含まれています。なお、そばは生麺でなく、乾麺の場合は卵が練り込まれていることが多いです。
外食の際、大きな問題となるのがかつお出汁だと思います。きゅうりの浅漬けや野菜の煮びたしにはかつお出汁が入っている可能性があります。他にも、うどんやそばのお汁にも含まれています。なお、そばは生麺でなく、乾麺の場合は卵が練り込まれていることが多いです。
そういう状況のため、特に日本に住むヴィーガンの人は、どこまでが許容範囲で、どこまでのヴィーガンのレベルなのか、それぞれ決めている人が多いと思います。
ヴィーガンは100%でなければならないということはありません。
ヴィーガンは、
これに共感しているかどうかが大事だと思います。
ヴィーガンの人が周りにいる人は、その人に「どこまでが許容範囲で、どこからがアウトなのか」聞いてみてください。
私のヴィーガンレベル
私は、外食でも、基本的にかつお出汁は摂取しないようにしています。しかし、かつお出汁は、何にでも入っているため、もしかしたら、勉強不足で知らずにかつお出汁を摂取しているのかもしれません。
私は、外食でも、基本的にかつお出汁は摂取しないようにしています。しかし、かつお出汁は、何にでも入っているため、もしかしたら、勉強不足で知らずにかつお出汁を摂取しているのかもしれません。
また、例外があります。
例外外食時、商業施設の中で食べる際、肉屋、魚屋、そば屋という選択肢であれば、乾麺のそばで卵が麺に練りこまれてあったり、お汁にかつお出汁が入っていようと、そば屋を選びます。
あくまでも、「自分ができる範囲」なのです。
お酒について
ここで、お酒についてお話します。私は、飲み会の際、ワインを飲んでいます。ちなみに、和食のお店では、サワーや梅酒を飲みます。
ワインやビールは、製造過程でフィルターを使用し、ろ過させます。そのフィルターは『魚の浮き袋』が使用されることが多いです。そのため、ヴィーガン対応のワインやビールもあります。
ビールは苦手なため、元々飲んでいません。
外食でヴィーガン対応のワインは、今のところ見たことがありません。そのため、ワインは許容範囲としています。
最後に
ヴィーガンの人は、飲み会や外食の際、どうすればいいのか悩むことが多いと思います。
もし、ヴィーガンであると周りに打ち明けられなくても、「肉や魚が苦手になってきた」と伝えれば、大人数の飲み会の際、料理にあまり手を付けていなくても問題はないです。
しかし、少人数の飲み会であると、それが難しくなります。少人数であるため、料理に手を付けないととても目立ちます。そういう場合は、打ち明けてみてもいいかもしれません。
「ヴィーガンである」と声を上げれば、周りの人に「そういう人がいる」ということを知ってもらえます。
日本の社会は、協調性を大事にします。とても大事なことですが、時にはそれが閉鎖的となり多様性を排除してしまいます。
そのため、日本は「グローバルで、多様な社会を目指そう」と言っても、現実はいつまでも保守的で、グローバルな社会ではありません。故に、日本は常に海外から遅れを取っています。
最近、ブルゾンちえみさんが、「肉を食べない生活」であることを告白しました。今まで、周囲に面倒くさがれることを恐れていたそうです。ブルゾンちえみさんもきっと、この協調性を大事にする社会で、生きづらさを感じていたんだと思います。
また、日本にはベジタリアンやヴィーガンであるけれど、公言していない人が多いのだと思います。
まずは、話しやすい友達に伝え、少しずつ周りの人に知ってもらうといいと思います。
少し生きづらいけれど、外食できないわけではありません。
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